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日本酒の生産量が多い県は?日本酒生産量ランキングを知ることで地域の特色が見える!

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こんにちは!

日本酒の生産量が多い県ってご存じですか?

日本酒といえば米だから新潟県かな……

関西の人ってお酒飲んでるイメージだから大阪府?

寒い地方ってお酒がおいしいから山形県……?

正解は

一位 兵庫県

二位 京都府

三位 新潟県

です。

あれ?意外だな……?

と思われましたか?

なぜこの順位なのか解説します。

ちなみに「日本三大酒どころ」に選ばれているのは、兵庫県・京都府・広島県です。新潟県が入っていないのが興味深いですね。

兵庫県

兵庫県で一番酒造りが盛んなのは「灘(なだ)」です。

灘地方は兵庫県の神戸市灘区から西宮市にかけての沿岸地域です。

灘が酒どころになった理由はいくつかあり

  1. 硬度の高い地下水「宮水」があること
  2. 兵庫県は酒造好適米「山田錦」の名産地であること
  3. 優れた技術をもつ「丹波杜氏(たんばとうじ)」がいること
  4. 古くから六甲山の急流を利用して精米をすることができ、量産化できた
  5. お酒を江戸に運ぶ船の発着場が近隣にあった
  6. 海からの海風が適度に吹き込むため、寒冷であり、醸造中に酒の発酵プロセスをコントロールしやすい環境

こういった要因によって、灘は全国でも有数の酒どころとなりました。

現在は灘地方だけで25の酒造があります。

それだけ酒造りが盛んだということですね。

灘五郷:風土 | 灘五郷酒造組合 (nadagogo.ne.jp)

京都府

京都で日本酒製造が盛んなのは「伏見」です。

京都の伏見が酒どころになった理由はいくつかあります。

  1. 豊臣秀吉が伏見城を築いて居城の一つとしたことで、人が集まり、酒の需要も増えていった
  2. かつて伏水(ふしみ)とも称された良質の地下水が湧いていた
  3. 山に囲まれていることにより、水源が豊富
  4. 酒造好適米「祝」の名産地
  5. 伏見は京都と大阪に近く、交通の要所でもあったため、酒の流通が容易だった。
  6. 優れた技術を持つ丹後杜氏(たんごとうじ)の存在

こういった要因によって伏見は全国でも有数の酒どころとなりました。

現在でも伏見だけで22の酒造があります。

非常に酒造りが盛んな地域ですね。

京都の中の伏見|伏見の酒について|伏見酒造組合 (fushimi.or.jp)

新潟県

新潟県は長岡を筆頭に全域で日本酒の生産が盛んです。

酒蔵の数は85と全国一位なんだとか。

新潟県が日本酒製造が盛んになった理由は

  1. 酒造好適米「五百万石」や「越淡麗」の名産地
  2. ミネラル豊富な雪解け水
  3. 寒冷な地域であり酒造りに最適な環境である
  4. 優れた技術を持つ越後杜氏(えちごとうじ)の存在
  5. 江戸時代は冬に日本酒造りのために出稼ぎに行くほどの全国有数の技術力があった

こういった要因によって新潟県は全国でも有数の酒どころとなりました。

また、新潟県には酒造り専門学校があるとのことです。

日本酒生産が盛んな地域ならではですね。

新潟の酒がおいしいワケ | おいしさの秘密 | 新潟県酒造組合 (niigata-sake.or.jp)

日本酒の製造が盛んな県の共通点

日本酒生産量ランキングを見ると共通点が見えてきますね。

  1. 寒冷な地域であること
  2. 酒造好適米がとれる
  3. 良質な水源が近くにある
  4. 優れた技術をもつ杜氏がいる

この4点に該当する地域は日本酒生産が盛んだといえます。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

日本酒生産ランキングを見ると、地域の特色がわかりとても面白いです。

ぜひ3県の酒造巡りに行ってみてください。

1つ1つの酒造に特色があり、とても面白いですよ。

Instagramで酒蔵の発信も行っていますので、ぜひご覧ください。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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じん
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