皆さんはこういった経験がありませんか?
この駅で降りてみたいな!
でも途中の駅だから降りれない……
あきらめよう……
ちょっと待ってください!
実は条件を満たせば、追加料金なしで降りることができるんですよ!
途中下車とは
途中下車ってどういうこと?
Wikipediaに書いてある情報では
となっています。
簡単に言うと
「乗車券に記載されている区間内なら途中で降りることが可能」
ということです。
途中下車をするための条件
以下の条件を全て満たしていると途中下車することができます。
①営業キロが101㎞以上
営業キロ……?
営業キロって何ですか?
営業キロとは運賃を計算するための単位です。
運賃は実際の距離ではなく、駅と駅の間の距離を計算して決まります。
営業キロを知るためには
- 駅員さんに聞く
- 乗換案内アプリを使う
- 紙の時刻表を見る
などの方法があります。
②近郊区間のみを通る乗車券ではないこと
近郊区間は5つあります。
東京

仙台

新潟

大阪

福岡

(出典JR東日本)
近郊区間内の移動ではきっぷが回収されてしまいます。
- 東京~青森
- 大阪~出雲市
- いわき~松本
- 大阪~播州赤穂
近郊区間内で途中下車したい場合は?
例 いわき駅~松本駅の場合
いわき駅~松本駅までは営業キロで450キロあります。
営業キロは101kmを超えているので条件を満たしていますね。
ただし近郊区間内ですので途中下車をすることができません。
いわき駅から松本駅の間で途中下車をする場合には
松本の次の駅「北松本駅」まで購入すれば松本駅で途中下車できます。
③きっぷの区間を戻らない
きっぷの区間内であっても一度行ったところから戻ってはいけません。
例 浜松から出雲市まで行く場合
出雲市までの途中駅
- 倉敷
- 玉造温泉
の順で降りて出雲市に行く
出雲市までの途中駅
- 倉敷
- 岡山
倉敷で降りた後に岡山でおりる
分からなかったら駅員さんに聞こう!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
正直わかりません!
という方は駅員さんに聞きましょう!
実は途中下車ができるきっぷには記号がついています。
駅員さんも一目でわかるので、すぐに答えてくれますよ。
きっぷを買うとき・使うときに気を付けること
ここからは、きっぷを買う・使うときに気を付けることをお伝えします。
①特急券は途中下車すると回収される
特急に乗る際には
- 乗車券
- 特急券
2つの券が必要です。
乗車券→出発する駅から降りる駅までのきっぷ
特急券→新幹線・特急列車に乗るためのきっぷ
特急券は当日限り有効なきっぷです。
例 浜松から出雲市
浜松から出雲市までは営業キロで696kmあります。
浜松から出雲市に行くためには
浜松から岡山まで新幹線

岡山から出雲市まで特急に乗る必要があります。

名古屋で降りたいときには
- 浜松から出雲市までの乗車券
- 浜松から名古屋の特急券
- 名古屋から岡山までの特急券
- 岡山から出雲市までの特急券
の4枚が必要となります。
つまり分割しなければならないということです。
もし仮に分割せずに名古屋で降りてしまうと
浜松から岡山の特急券が
自動改札に吸い込まれてしまい
新幹線に乗れなくなってしまいます。
②回数券は途中下車できない。企画乗車券では途中下車できない場合がある
回数券は途中下車が認められていません。
企画乗車券というのはお得なきっぷのことです。
企画乗車券は途中下車のルールがきっぷによって違うため、駅員さんに相談してください。
③新幹線のみで途中下車する場合は分割して特急券を買う必要がある。
新幹線の駅から新幹線の駅までのきっぷは
乗車券と特急券が一体型のきっぷで販売されるため、途中下車をすることができません。
(特急券が含まれるから)
例 東京から名古屋
浜松で降りたい場合には
- 東京から名古屋までの乗車券
- 東京から浜松までの特急券
- 浜松から名古屋までの特急券
の3枚が必要となります。
まとめ
途中下車をするために初心者の方が覚えていただきたいのは2つ
です。
- 有効期限が当日限り有効の乗車券は
途中下車ができない - きっぷを買うときはみどりの窓口、または緑の券売機で
「○○から○○までおねがいします。○○で途中下車します。」
と細かく途中下車をする駅まで伝える。
途中下車をする際に注意したいことは6つです。
- 有効期限が当日限り有効の乗車券は途中下車ができない
- 近郊区間のみを通る乗車券ではないこと
- 後戻りしてはいけない
- 特急券は途中下車すると回収される
- 回数券は途中下車できない。企画乗車券では途中下車できない場合がある
- 新幹線のみで途中下車する場合、分割して特急券を買う必要がある。
ちょっと難しいですが
途中下車を活用すれば安く旅行することができます。
ぜひ参考にしてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
