こんにちは！
JR東海。いや、日本で一番お得であろうきっぷをご存じですか？
その名も「北陸観光フリーきっぷ」
「静岡・浜松・名古屋」から福井県・石川県・富山県に行くことができます。
また西は敦賀・北は和倉温泉・東は黒部宇奈月温泉までのフリー区間が乗り放題。
しかもフリー区間は新幹線にも乗り放題という神制度。
当記事を読めば
- 北陸観光フリーきっぷはどういったもの？
- 北陸観光フリーきっぷの買い方
- 北陸観光フリーきっぷで訪れることができる観光地・名産
- 実際に筆者がどのように移動したか？
以上のことが分かります。
旅行初心者こそ使ってほしいきっぷなので、初心者に向けてわかりやすくお伝えします！
北陸観光フリーきっぷとは？
北陸観光フリーきっぷとは
「名古屋駅or浜松駅or静岡駅⇔フリー区間」までの往復を指定席で移動できるきっぷ。
フリー区間内は特急と新幹線の自由席を利用できます。
指定席料金を払えば指定席に座ることも可能！
北陸観光フリーきっぷの値段
北陸観光フリーきっぷの値段は
- 名古屋駅から→17,220円
- 浜松駅から→19,280円
- 静岡駅から→20,290円
ちなみに名古屋駅から富山駅までの往復が11,170円。
名古屋から富山を往復するなら
北陸観光フリーきっぷを買った方が安い！
値段設定がバグってますね✨
北陸観光フリーきっぷの買い方
北陸観光フリーきっぷの買い方は
- みどりの窓口に行って購入する
- サポートつき指定席券売機で買う
どちらかで買うことができます。
また北陸観光フリーきっぷは当日購入が可能です。
みどりの窓口で購入するのがおすすめ
私のおすすめはみどりの窓口に行って購入することです。
対面で話しながら買った方が安心感がありますよね。
またサポート付き券売機は、1台しかないことが多く行列ができがちです。
買うまでに時間がかかるので前日までに購入すべし
買うまでに時間がかかるので、旅行日の前日までに入手しておくことをおすすめします。
私の場合は待ち時間なしで購入できましたが、買うまでに１０分ほど時間がかかりました……
北陸観光フリーきっぷは色々と選択することが多いので、買うまでに時間がかかりがち。
もし当日買うのであれば、一時間前には購入しておきましょう。
もし列車に乗り遅れたら険悪な雰囲気になってしまいますからね……
ひだルートとしらさぎルートの両方を使って旅行しなければならない
北陸観光フリーきっぷには制限がありまして
「ひだルートとしらさぎルートのどちらとも利用して往復しなければならない」
ということ。
名古屋からは
- 特急ひだを使って名古屋から高山を抜けて富山へ抜ける
- 新幹線＋特急しらさぎを使って敦賀まで行く
２つのルートで北陸のフリー区間に行くことができます。
しらさぎルートの方が早いから、行きも帰りもしらさぎルートで行っちゃおうかな！
ということができません。
行きは「ひだルート」がおすすめ
じゃあ行きと帰りはどのルートを利用すればいいの？
というあなたにおすすめするルートは
「行き＝ひだルート、帰り＝しらさぎルート。」
これがカンペキです。
理由は３つあります。
- 高山本線の絶景をテンションが高い状態で楽しめる
- 高山本線は遅れやすく、トラブルが起きやすいので最初につぶしておく
- 帰るギリギリまで北陸旅行を楽しめる
順番に解説します。
①高山本線の絶景をテンションが高い状態で楽しめる
高山本線は日本でも有数の絶景を楽しめる区間です。
- 美濃太田～下呂の間の飛水峡。
- 飛騨川にそって走る景観
- 新緑・紅葉・雪化粧のかかった景観を楽しめる
- 飛騨萩原～焼石間の下原ダム
どの季節、どのタイミングを切り取っても絶景が楽しめる路線です。
帰りの疲れたタイミングでは１００％楽しめないですよね。
高山本線は本当に素晴らしい景色ばかりなので、寝ないで目に焼き付けてほしい！
旅行がスタートしてテンションが上がっている最初に見ておくのが旅行を楽しむコツです。
②高山本線は遅れやすく、トラブルが起きやすいので先につぶしておく
高山本線は倒木で運転見合わせになったりなどのトラブルが起きがちです。
また冬は豪雪地帯を通るので運転見合わせになりやすい。
もし帰りにこのようなトラブルが起きたらどうしますか？
どうにもならなくて、次の日の仕事に影響が出てしまう……
ということがないように先に利用しておくことをおすすめします。
③帰るギリギリまで北陸観光を楽しめる
帰りを特急しらさぎルートにすることによってギリギリまで北陸観光を楽しむことができます。
ここで富山から名古屋までの終電の時間を比べます。
- ひだルートの終電→１７時１４分
- しらさぎルートの終電→２０時２５分
なんと３時間も差があります。
しかもひだルートの方が距離的には有利な条件にも関わらずです。
ギリギリまで北陸を楽しむために、帰りをしらさぎルートにすることをおすすめします。
最寄りが名古屋・浜松・静岡駅でない人はどうすればいい？
私は最寄駅が岡崎なんですけど、岡崎からは使えないんですか……
安心してください。使うことができます。
この場合だと
- 岡崎⇔名古屋の往復のきっぷ
- 名古屋から北陸観光フリーきっぷ
２つを購入すれば北陸観光フリーきっぷで旅行することができます。
北陸観光フリーきっぷで行くことができる観光地は？
ここからは北陸観光フリーきっぷを使っていくことができる観光地をお伝えします。
また現地の名産もお伝えするので、こちらを見れば北陸３県の情報をあわせて取得できますよ！
岐阜県できっぷを使って行くことができる観光地
北陸観光フリーきっぷでは
- 下呂
- 高山
- 飛騨古川
の中で１駅のみ途中下車することができます。
３つの駅すべてで降りることは出来ません。
つまり
- 下呂温泉
- 高山の古い町並み
- 飛騨古川の白壁土蔵群と瀬戸川
の3つのどれかで観光することができます。
北陸の観光＋飛騨路の中の１か所観光できるのがすばらしい！
富山県できっぷを使っていくことができる観光地
富山市内の観光地は
- 富山県美術館
- 富山市ガラス美術館
- 富岩運河環水公園・富岩運河環水公園内のスタバ
一日あれば富山市内は回ることができますよ。
また富山市内は路面電車が充実しており、観光しやすいです。
それ以外だと
- 黒部宇奈月温泉
- 瑞龍寺（ずいりゅうじ）
- 勝興寺（しょうこうじ）
- 雨晴海岸（あまはらしかいがん）
- 氷見漁港場外市場ひみ番屋街
このような場所を訪れることができます。
富山県内の観光は、北陸観光フリーきっぷでほとんどを回ることができます。
回れないのは黒部ダムなどのアルペンルートくらいです！
富山県の名産
富山県の名産は
- ますずし
- ホタルイカ
- バイガイ
- ブラックラーメン
- 寒ブリ
- 白エビ
- 昆布締め
- 氷見うどん
- 氷見牛
などが挙げられます。
富山は食べ物の名産が多い！
石川県できっぷを使っていくことができる観光地
石川県は北陸を代表する観光名所が数多くある場所。
特に金沢が観光名所が多くありますね。
金沢市内はコンパクトでとても観光しやすいのが特徴です。
また金沢より西側は北陸新幹線が伸びたことにより、行きやすくなりました。
金沢市内の観光地は
- 兼六園
- ひがし茶屋街
- 近江町市場
- 金沢城公園
- 金沢２１世紀美術館
などが挙げられます。
金沢市内は急げば一日で、ゆっくり回るなら一泊二日で充分回れますよ。
金沢以外の観光地だと
- 和倉温泉
- 白米千枚田
- 加賀温泉郷
などが北陸観光フリーきっぷで行くことができます。
石川も代表的な観光地はすべて北陸観光フリーきっぷで訪れることができます！
石川県の名産
- のどぐろ
- 金箔ソフト
- 金沢カレー
- ハントンライス
- かぶら寿司
- 五郎島金時
などが挙げられます。
福井県できっぷを使っていくことができる観光地
福井県は北陸新幹線が伸びたこともあり、注目されている県です。
きっぷを使っていくことができる観光地は
- 東尋坊（とうじんぼう）
- 芦原温泉郷（あわらおんせんきょう）
- 氣比神宮（けひじんぐう）
- 永平寺（えいへいじ）
などが挙げられます。
福井県立恐竜博物館は福井駅から区間外に出る必要があるので注意！
福井県の名産
福井県の名産は
- 羽二重餅（はぶたえもち）
- ソースカツ丼
- 越前ガニ
- 越前そば
- 水ようかん
- ボルガライス
などが挙げられます。
フリーエリア区間外に訪れたいときはどうすればいい？
例えば福井県立恐竜博物館はエリア区間外にあります。
そういった場合には福井で降りて、別料金を払って鉄道に乗ればOKです。
実際に北陸観光フリーきっぷ利用してみた（一日目）
ここからは実際に一人で北陸観光フリーきっぷを利用した旅行記をお伝えします。
今回私は2泊3日で旅行しました。
旅行のテーマは「氷見の寒ブリと海の幸を食べること」
でした。なので旅行先は
「富山県＋金沢」
としております。（福井の方ごめんなさい）
天気が悪くなり、金沢の滞在時間が短くなってしまったことをご了承ください。
飛騨古川で途中下車
私はひだルートでスタートしました。
特急ひだで絶景を見ながら北上していきます。
飛騨古川で途中下車しました。
実は飛騨古川駅周辺は「君の名は。」の聖地なんです。
君の名は。の聖地に雪化粧がかかっており、本当に絶景ですよ。
また岐阜では有名な酒造である「渡辺酒造店」がある場所です。
ぜひ途中下車して試飲してみてください。
日本酒の試飲が無料で楽しめますよ！
富山に到着し、兼六園とひがし茶屋街へ
富山に到着したらそのまま新幹線に乗って金沢へ向かいました。
富山から金沢までは30分以内についてしまうほど近いですよ。
最初は兼六園に向かいました。
兼六園の観光は約1時間ほど。雨が降っていたので少し巻きました。
兼六園はめちゃくちゃ広いので隅まで巡ると1時間以上は余裕でかかります。
そのあとはひがし茶屋街へ。
ひがし茶屋街は古い町並みが残っている場所。
食事処・スイーツ・お酒などのお店が多く並んでいました。
私は日本酒が好きなので日本酒のお店で梅酒を頂きました。
兼六園とひがし茶屋街は約3時間ほどで回ることができました。
1日あれば近江町市場まで余裕で回れます。
そこからは富山の宿にチェックイン。
北陸観光フリーきっぷ利用してみた（二日目）
2日目は寒ブリを食べに氷見に向かいます。
富山から氷見まではおおよそ1時間ほど。
列車の本数が少ないので注意が必要です。
ヨルシカの聖地でもある雨晴海岸へ
ヨルシカの聖地でもある雨晴海岸に訪れました。
（この日は雨が降り続いていたため通過だけし、次の日に訪れております。）
氷見の漁港で海鮮を食べる
こちらは氷見で朝にとれた海の幸の海鮮丼です。
のどぐろがとろける旨さ！
値段は２６３０円でしたが、満足度は非常に高い海鮮丼でした。
ちなみに間違えて寒ブリがのっていない海鮮丼を頼みました
北陸観光フリーきっぷ利用してみた（三日目）
晴れたので雨晴海岸にもう一度行ってみた
前日は曇っていたので、絶景を見るために再チャレンジ。
見てください！この絶景！
立山連峰をここまできれいに見るには冬に訪れるしかないそうです。
冬の富山はほとんどが曇りか雪のため、天気が良くなるのは運がよくないとダメだそう。
天気がいい日には、旅行の日程を調整してでも見てほしい絶景でした。
高岡の国宝瑞龍寺へ
高岡にある国宝「瑞龍寺」を訪れました。
国宝の割に人がまばらで、ゆっくり観光を楽しめるのでおすすめ。
しらさぎルートで名古屋へと帰る
新幹線を使って敦賀まで移動し、そこからは特急しらさぎにて名古屋に戻りました。
非常に有意義な旅行となりました！
まとめ
北陸観光フリーきっぷでの旅行は本当に快適でした。
今回私は２泊３日で旅行をしましたが、１泊２日でも楽しむことができるきっぷだと感じました。
３泊４日利用すれば、北陸３県の観光地はだいたい制覇できそうです。
今回の旅行では福井県を訪れませんでしたので、また利用して追記したいと思います。
北陸３県は海産物が美味しく、絶景が多いので大変オススメです。
ぜひ行ってみてください！
最後まで読んでいただきありがとうございました！
